【EL Deluxe】 蘇る70年前の息吹
80人目は、Harley Davidson EL Deluxe 乗りの方です。 「上のポスターを見てごらん。」 そう言われて見上げた、ライダースcafe samboのカウンター。 〜1936ー1947 戦火をくぐりぬけ、新しい心臓を得た鉄馬〜 そう書かれた、赤いバイクのポスター。 「外にあるバイクはこれだよ。」 と、マスターが指差した先に見えた 古い古いヴィンテージバイク。 タイヤのホイールキャプや フロントのみにしかサスペンションのないリジッドサス。 何より、ハレー特有の三拍子のエンジン音をつくる ビックツインエンジンの元祖とも言われる ナックルヘットエンジン。 第二次世界大戦終戦、約70年前に生産された超貴重なマシン。 ヴィンテージマシンを専門に取り扱うショップ "Texas London Fukuoka"を経営するオーナー。 この日はスタッフの方の納車記念に カフェに寄られたんだとか。 なかなかかからないエンジン。何度も何度もキック。 「あー！きつい！ そもそも、動くこと自体奇跡なバイクやけんね。」 約15分かけてやっと始動。ドドド。ドドド。 ハーレーの歴史を感じる三拍子の音が響く。 「嫁さんにスポーツスターあげたんやけどさ、 セルってバリ楽やね笑」 メンテナンスも、始動も尋常じゃなく手間がかかるマシン。 「乗りかえようと思いました？」 「きついもん笑 でも、まぁ、それでも俺はこいつがいいね！」とオーナー。 当時の息吹を感じるようなメンテナンスの行き届いたマシンに、 ハーレーの歴史と愛馬への愛を感じました(^-^)♪
