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【GSX1300R隼】 貪欲な精神と、漲る野心
- Natsumi Kamada
- 2015年11月8日
- 読了時間: 1分

57人目は、SUZUKI GSX1300R隼乗りの方です。 何台ものマシンが我一番と犇めく峠道。 互いのマシンを見せつけるように屯するビジター達の前に現れた ぎっしり機材を詰め込んだ大きなワゴン車。 のばしたレールからゆっくりと姿を現したゴールドのマシン。 「○○ちゃんが来たぜ。」 人気者であり、みなの強敵であり、 カリスマ的存在であるオーナー。 「○○ちゃんは来てまだたった数年なのに、 もうここじゃトップクラスやけんね! あんなでかい隼なのになんであんな早いかねー」 と、悔しそうに、でもどこか嬉しそうに語る猛者達。 ヘルメットのベルトをきゅっと閉めて、一気に加速。 高まる鼓動に身が震える。 容赦ない緻密でダイナミックな走りに心奪われる。 感化されるように走り出す猛者達。 けれど、そのゴールドの車体にいつまでも届かない。 これだけの走りを魅せながら 「俺はもっとやれる。」 と妥協のないコメント。 オーナーのライディングを支えているのは 貪欲な精神と、その野心かもしれない。
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